もえどころ。

日々拾い集めた萌えをぽつぽつと。

ブエノスアイレス午前零時 感想②



気がついたら感想①書いてから既に数日が経っている…こうやって1月もあっという間に終わって行くんだ………。
と言うことで、感想の続き書きます。(雑な導入)



マルコーニ、死なないで欲しかった。(いきなり)

そりゃ自分は一所懸命がんばっているのに皆が責任を自分に押し付けてくるし、一行に街は良い方向に動かないし、なんでなん…?!ってなってたら手下の手下に自分の女とられるし。ってそんなのキレるよ。仕方ないよ。
いろいろと、タイミングが悪い、と言うか運が無い人だったんだろうなぁ、マルコーニは。って言うのがマルコーニに対する感想です。笑
私は好きだったなぁ、マルコーニ。

みのやホテルでは旅館のオーナー?を勤めて居ましたが、これまたハマり役だなぁ、と。
個人的にじゅんさんの怒るシーンがとても好きで、「分かってよ…!まず、死ぬわけに行かないでしょ!!」と感情を爆発させるシーンは何度観ても息が出来ない位胸がぎゅっとなりました。(あのシーン、たまに笑いが起きてたけどあそこって笑う場所だったのかな。笑)

じゅんさんは昔も森田くんとの共演?があったようで、いろんなところで「じゅんさんだー!」と言う声を聞きました。森田くん自体も「今回はぶつかり合う関係なのでしっかりとやって行きたいです」なんて事を話して居たので、どんな感じなんだろう…とワクワクして居たのですが、本当に、圧巻。あれだけの熱量で向かってくる森田くんを逆に喰ってやる、くらいの熱量で押し返して行く姿に驚きました。
なんだろう、一言一言に込められた感情が本当に大きくて重みがあって。「街の連中は何もわかってねぇ!」と怒るシーン、全ての言葉が重く突き刺さってきました。
あのシーンを観て、森田くんの言葉を思い出して「これは体当たりでぶつかり合わないと喰われるなぁ。森田くんも必死にならなきゃダメだなぁ。いい経験になるんだろうなぁ。」と嬉しくなったりもして。
とにかく喜怒哀楽の使い方が上手な方だなぁ、と。
きっと森田くんと感情をぶつけ合うシーンが一番多かったのは、マルコーニがじゅんさんだったからなんだろうなぁ、と。




  • 千葉哲也さんについて
毎回、観るたびに他のカンパニーの方が台詞の言い方や間の取り方、動きなどを試行錯誤している中で、千葉さんは最初から安定していたのが特徴的でした。
けれどけして中弛みなどは無く、毎回毎回千葉さんの台詞たちにもすごく重みがあってとても好きでした。
千葉さんの台詞は、どちらの役も森田くんに言い聞かせるような台詞が多くて、そのシーンが特に上手だったと言うか、魅力的だったなぁ、と。

私が一番好きだった台詞は「自由になれって言ってんだ!好きな女が一生お前のために他の男と寝るんだ!幸せだろ!!(にゅあんす)」の台詞。毎回ここで泣く。ミツコとニコラスを想って泣く、号泣。




  • ニコラスの好きな台詞
「超える。」
これ、本当に、好きで好きでしょうがない。森田くんの彼氏力が爆発するシーンだと個人的に思っています。手を握って、頷いて、そんな一言、ずるいじゃん。恋するしかないじゃん。
「ハハッ…、あぁ、どぉせ俺はここ止まりだ……冷凍で頼むよぉ!!」

最初は自分に言い聞かせるように言っていたこの台詞、公演を重ねるごとに感情の爆発する瞬間になって行ったような気がする。「冷凍で頼むよ!」がどんどん荒々しくなって行って、その度にゾクゾクして。なんと言うか、ニコラスの野良犬感が非常に分かりやすく出て居た、と言うか。笑

「綺麗だ。」

このシーンも森田くんの彼氏力無くしては仕上がらなかったと思っています。さっきから彼氏力ってなんなんだろうね、皆さんには伝わるって信じてます。笑

「…俺笑ってます?」

本当に森田くんは一言一言に含みを込めるのが御上手、一言一言に色気を滲ませるのが御上手。これもゾクっとくるシーン、大好き。



  • カザマの好きな台詞
「一体ここはどこなんだよ…」

「新潟と福島の県境なんでしょ?」と言う掛け合い込み込みで好き。これは森田くんがパンフレット?で言っていたカザマと周りの温度差、のお話を読んだから更に好きになった、みたいなとこあるけど。本当に、言うとおり分かりやすいポイントになって居たなぁ、と。何と言っても、〜なんでしょ?と言われた後の森田くんの「いやそうなんだけどそうじゃなくてさぁ、いや分かれよ。」みたいな睨み顔がとても好きでした。(性癖)

「いや、笑うよ。俺は、笑う。」

「…ふふ、そうよね、ブエノスアイレスの男は笑わないものね。」とマリアに言われてからのこの台詞。だから森田くんの彼氏力がry

「僕と一緒に踊ってくれますか?」

はい、よろこんで。

「まだ…ここに居てもいいですか?迷ったまま、ここに。」

鮮明に覚えてる、このときの顔。迷うことを決めた、と言うか。迷う決心をつけた、と言うか。なにか今までのカザマとは確実に違う、カザマの中にニコラスの火が小さく宿っている感じ。表情も込み込みで、とても印象的でした。



これ以上書くとたるみそうなのでここまでに。

また何か思い出したら書きます。ツイッターに。笑



こうして改めて思い出しながら書いてみて、本当に素敵な作品だったなぁ、と。初めて観た森田くんが、この作品でよかった。次の作品もハードル上げまくりで行くけど、きっとまた軽々と越えてくるんだろうなぁ。DVD化、期待してます!